ことの起こりはリアアッパーマウントの増し締めをするためにソフトトップを途中で止めていたことからでした。開けて途中で止めてそこからまた閉める動作を2回やりました。その時は閉まったがつぎはうんともすんとも言わなくなりました。
症状
ソフトトップ開閉ボタンは赤の常時点灯。反応なし。
INPAのディフェクトコード67。Offene Last beim Entriegeln (Open load during unlocking)

疑われる原因
GoogleのAIに聞いてみたら一番疑わしいのは幌の最初の折れ曲がり部のハーネス断線とのこと。
ちなみにGoogleのAIモードは以下のように教えてくれました。
現在車内で起きていること
- INPAコード67(=カウルが動かない)が記録されているため、CVM(コンピューター)は「フロントガラスとのロックを解除しようとしても、モーターが動かない、または解除されたスイッチ信号が返ってこない」と認識しています。
- 安全のため、システムはすべての油圧ポンプと駆動モーターの動作を完全にロックします。
- その結果、ボタンを押しても「完全拒否」を意味する「赤のソリッド点灯(常時点灯)」のまま、1ミリも動かなくなっています。
この状態から確実に修理するための3ステップ
現時点で最も可能性が高いのは、フロントカウル内のモーターやスイッチではなく、先述した「ルーフ前部の折れ曲がり部分の配線断線」です。配線が中で切れているため、CVMがモーターやスイッチと通信できず「動かない(コード67)」と判断しています。 以下の手順で診断・修理を進めてください。
ステップ1:強制リセットと手動ロック解除
まずはCVMのフリーズ状態(赤点灯)を解除し、物理的に点検できるようにします。
- 運転席・助手席の頭上(フロントガラス中央の真上)にあるルームランプ付近の小さなプラスチックカバーを外します。
- 車載工具(または手持ちの4mm/5mm六角レンチ)を差し込み、手動で回してフロントのロックを完全に解除します。
- これにより、幌のフロント側を少し手で持ち上げられるようになります。
ステップ2:Aピラー上の「配線束」を最優先でチェック(最頻出原因)
- 幌を少し浮かせた状態で、ルーフの「フロント側から1番目の関節(折れ曲がる部分)」の布カバーをめくります。
- そこを通っている細い配線束(ワイヤーハーネス)を巻いている保護テープを剥がします。
- 高確率で、中の細い線が1〜3本、皮膜の中で完全に千切れているか、皮膜が破れてショートしています。
- 切れている線をハンダやギボシ、延長線を使ってしっかりと繋ぎ直します。
ステップ3:エラー消去
- 配線補修が終わったら、一度幌を手動で元の位置(閉まった状態)に戻し、六角レンチでロックします。
- その状態でINPAまたはISTAを接続し、CVMのエラーコード「67(43)」を消去します。
- 配線が正常に戻っていれば、これで赤の常時点灯が消えるはずです。その後、通常通りボタンでの開閉を試してください。
結論
長々と間に挟みましたが、結局ダメもとでやってみたバッテリー充電で動きました。ソフトトップの開閉は電圧にシビアみたいです。バッテリーは十分あると思いこんでいました。短距離の運転が多いので思いのほか消費していたようです。
それと途中で止めたら開けきるか締め切るか同じ方向に動かした方が良いかなと思います。反対に動かすと負荷がかかるような気がします。

おまけ
やってみてだめだったこと
- トランクの幌収納を上げ下げした。
- CVMを初期化するためバッテリーを外した。
- 幌収納をたたんだまま開ボタンを押してオレンジランプ点灯。すぐさま幌収納を下げて開ボタンを押した。これでかつて動いた事がある。
- 赤点滅ならリッドやトップ先端が閉まりきってない可能性があるが、INPAで閉まっていることを確認していた。