ついにプレッシャーセンサーが逝った
このところDSCエラーの警告が度々出るようになりました。以前は一年に1回警告灯がつくかどうかというような頻度だったのですが、現在はほぼ毎日です。エンジンをかけなおしても警告灯がついたままのこともあります。
いよいよプレッシャーセンサーが逝かれたようです。ここは素直に交換することにしました。診断機では2番のセンサーが悪いと出ています。
でも、純正を買おうとすると2万円以上とか冗談ですかというような値段がします。社外品は極端に安い2000円の物や10000円とかバラバラです。そこそこの値段の社外品で我慢しようと思うんですが、2個買ってすぐ壊れたら嫌なので、とりあえず2番のセンサーだけ交換することにして1個購入しました。
6000円くらいの品物です。Oリングの付いてるやつです。Ateタイプのコピー品です。先端部でシールするのでOリングがなくても大丈夫です。
工具はすごく簡単なものしか要りません。11mmフレアナットレンチ、27mmスパナかラチェットレンチだけです。2つとも持ってなかったのでAmazonで安物を買いました。この27mmスパナは安いので薄くてすごく使いにくかったです。
気づいたこと
作業方法は他のサイトを見てください。全然参考になりません。失敗談として読んでください。
気が付いたことだけを書いておきます。
その1.ぼろきれを大量にマスターシリンダーの下に敷き詰めて養生しないと相当フルードが漏れます。
その2.スパナを振る空間を確保するために、バキュームホースとセンサーの上にあるパイプを外したんですが、バキュームホースは引っこ抜くのに少し力がいりました。パイプは11mmのフレアナットレンチで簡単に外せますが、抜いた後に何か栓があるならしたほうがよかったと思います。
その3.27mmスパナで圧力センサーを外して、素早く新しいのを付けます。スパナが薄すぎて回しにくかったです。センサーの脱着に時間を取りました。高いのを買えばよかったと後悔しました。
その4. センサーはOリングが潰れるまで締め込めません。途中までで止まります。Oリングはあってもなくてもいい感じです。
その5. DSCブリーディングができる診断機があるなら、最初からタンクを空にしておいて漏れる量を減らせばいいと思います。私は自然にブリードさせながら交換することで、出来るならエア抜きなしで済ませるつもりだったのでタンク満タンのままでやりました。
その6. タンクのキャップをしていてもブレーキフルードが相当抜けます。最初はそれほど抜けないんじゃないかなと思ってたんですが、ぐずぐずとしているといつの間にか減っています。ビニールかラップで蓋をしてタンクを密閉するべきでした。
その7. ペダルは最初スカスカでしたが何度か踏んでいたら元に戻りました。元のペダルフィールと変わらず普通にブレーキが効いてますが、マスターシリンダーにエアが入っていたのかもしれません。ポンピングしているうちにエアがリザーバタンク側に抜けたのでしょうか。(マスターシリンダーから先の配管内はフルードが充填されており、キャリパー側は閉じているのでエアが下流へ移動するとは考えにくい)
11mmのナットを緩めてマスターシリンダー単体のエア抜きはやっておけばよかったと思います。安全のためにシステム全体のエア抜きもするべきでしょう。まだやってませんが。
数値は正常になった
とりあえず直りました。もうひとつのセンサーが悪くならないことを祈るばかりです。
やっぱりエア抜きした
特に不自由は感じていなかったのですが、なんとなく気持ち悪いのでやっぱりエア抜きすることにしました。2番センサーと後輪ブレーキ回路の配管を外したので、とりあえず後輪だけエア抜きをしました。センサー交換のために買った9mm-11mmのフレアナットレンチが役に立ちました。
自作プレッシャーブリーダーを使用しつつスキャナーによるDSCユニットのエア抜きもやりました。圧力は1.5barくらいにしました。スキャナーによるブリーディングでは圧力をかけたままフットブレーキも併用しました。YouTubeで見たE90のDSCブリーディングでは、ブレーキペダルを踏んだり離したりを繰り返していましたが、E46のルーティンは8秒間1回踏むだけでした。それを3回くらい繰り返しました。
最初にやった左後輪では、小さな気泡が少し出ました。右後輪はまったく気泡なしでした。気のせいか踏みごたえがしっかりしたような気がします。やはり微小な気泡が混入していたのでしょう。