最近の車の自動運転機能など進化は目覚ましいです。誤作動による事故が起こらないように車検を通じた機能確認をするそうです。具体的にはOBDを活用して検査します。特定DTCを検出した場合は不合格となります。この特定DTCというのが何かはよくわからないんですが、運転支援装置、自動運転装置、排ガス関係装置にかかわるエラーでそれぞれの自動車メーカーが具体的なDTCを定めるみたいです。OBD検査には「法定スキャンツール」というのが必要になるんですが、これは今までのスタンドアロン型のスキャンツールではなくて、インターネットに接続できて、機構サーバとやり取りするためのアプリケーションがインストールできるなどの機能が決まっています。また年次検査も必要です。
対象車は2021年(輸入車は2022年)以降の新型車からなんで、我がE46は全くかすりもしません。よかったー。ただ2021年10月から、定期点検ではOBD診断の項目が追加されてます。これは警告灯がついてなければいいらしいですが、私はスキャンツールでちゃんと診断しますよ。
E46には関係ないですが、これからのユーザー車検はどうなるんですかね。
法定スキャンツールを個人が持つというのは現実的ではないでしょう。高そうだし、買っても機構サーバに個人がアクセスできないんじゃないでしょうか。多分、車検場には法定スキャンツールが備え付けられてると思います。車を持っていけば検査はしてもらえるんじゃないでしょうか(多分)。一通り自分で整備して一か八かラインを通すことになるんでしょう。でも、先進安全機能にかかる部分で引っかかったら自分で直すのは不可能です。センサーが装着されているバンパー等を脱着した場合でも、エーミングが未実施だと不合格になります。排ガス関係装置についてはレディネス(準備)コードが一つも存在しない場合は合格になりませんから、エラーを消去しただけではだめですね。
DIYで楽しもうと思ったら、古い車に乗るしかないのでしょうか。だんだん肩身が狭くなりますね。
国土交通省のホームページ