クーラントの自作エア抜きファンネル Coolant bleeding funnel DIY

投稿日:2021年4月5日 更新日:

壊れて使っていないエキスパンションタンクキャップを利用してクーラントのエア抜き用ファンネルを作ったので使ってみました。ラジエーターのキャップが奥まっていても傾いていてもアタッチメント無しで使用可能です。最後に余ったクーラントはPETボトルを傾ければこぼさずに廃棄できます。

Using broken used expansion tank cap, I tried to make a coolant bleeding funnel system. This equipment is usable without any attachment in case a radiator cap is located far behind or inclined. And you can dispose remaining coolant by tilting the bottle.

作ってみる

用意するもの

  • 使わないエキスパンションタンクキャップ used broken tank cap
  • PETボトル 2L用 Plastic bottle
  • シリコンホース silicone hose
  • Oリング ホース用 O ring for a hose
  • Oリング キャップ用 外形 49mm、線径 3.5mm O ring for a tank cap OD 49mm
  • 針金、フック付きのロープ wire and rope with hook

作り方

1.エキスパンションタンクキャップのピストンなどの中身を取り出して、キャップにホース外径の穴をあける。キャップにOリングを挿入する。

2.PETボトルの底を切り取ってファンネルにする。キャップにホース外径の穴をあける。ホースを穴に通してOリングでシールする。

3.PETボトルに針金の取っ手をつける。

こんな感じで出来上がり。今回はエア抜きのためだけに使いますが、クーラントを入れるためのファンネルとしても使うならもっとホース径を太くしたほうがいいと思います。

Made as shown below. If you use this not only for bleeding coolant but also for charging it, you should use bigger hose.

テスト運転した Test operation

とりあえず、水を入れて機能するかどうか試してみました。エア抜きはしてあるので、もうそんなにエアは出てこないだろうと思っていたらけっこうな量のエアが出てきました。

I tested this equipment putting water into the bottle. I'm surprised to see a lot of air bubbles coming out though I had already done it.

エア抜きをしてみる

前提条件

BMWが言う手順に沿ってクーラントを充填しています。

エア抜きバルブから泡の混じっていないクーラントがあふれてくるまでタンクにクーラントを入れて、キャップを締めて運転します。その後、減っていたら足します。

本当はこれでいいんだと思いますが、試しにこいつを使ってみました。

1.エキスパンションタンクにキャップを装着してPETボトルを吊り下げます。

2.ボトルに水ではなく50パーセントのクーラントを3分の1くらい入れてください。温まると量が増えます。

最初の状態

3.クーラントをボトルに入れてから、ヒーター温度を最高にしてエンジンをかけます。通常運転温度になってサーモスタットが開くまでアイドリングします。サーモスタットが開いたのはロワーホースを触ると暖かくなるからわかります。 Heater is full hot. Start engine and idle till it reaches normal operating temperature and thermostat is fully open.

最初はクーラントが減りますが、温まってくるとファンネルにクーラントが上がってきます。サーモスタットが完全に開いてファンが回りだす温度になると、ファンネル内のクーラント量が倍ぐらいに増えているでしょう。 You see coolant level is getting higher as it is getting hot.

完全に温まった状態

4.バブルが出なくなったらエンジンを切ります。エンジンが冷えるとクーラントの体積が減るので、しばらくこのままにしておくとクーラントがエキスパンションタンクに戻ります。 Coolant will be getting back to the tank, as engine getting cool down.

とりあえず、使えることはわかりました。BMW推奨の方法でエア抜きをしてあったはずなのに、さらにエアが出てきたのは予想外でした。 Despite I had done bleeding according to the method BMW recommends, a considerable amount of air still came out unexpectedly.

道具を使わずにキャップを開けたままエア抜きすると、クーラントがあふれてかなり邪魔くさいことになると思います。Unless you don't use this kind of tools with the cap off, you will get coolant flow over and pretty messy situations.

自分で作るのが面倒な人はこれをどうぞ。

スピルフリーファンネル/クーラントチャージャー
by カエレバ

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