先日、リヤタイヤの交換をしたときに、タイヤの内側だけが減っているのを確認しました。ショップの人によると、古くなるとサスがへたったりしてキャンバーが付いてくるらしいです。
このままでは、また内べりすることなるわけですから何とか修正したいと思います。まずは、現在のキャンバーを知ることから始めます。
DIYでキャンバーを図るためにいろいろと考えてみた
要は、タイヤの角度がわかればいいわけですから、上端と下端の差を測って、アークサイン(arcsin)から角度を求めることにしました。
θ=arcsinAC/AB
もちろん、BCを測ってアークタンジェントでθを求めてもいいですが、ABの方がホイール表面に沿って測ればいいので容易だとおもいます。
下げ振りを使った
下げ振りで鉛直を出して、ホイール上端と下端から距離を測って差を出します。
写真の右タイヤの場合、上下の差が29mm-48mm=-19mm 、ホイール直径が470mmなので、
arcsin19/470=2.32 すなわちマイナス2度19分ということになります。
同様に左タイヤでやると2.072 マイナス2度4分でした。
ここで、E46低車高スポーツサスペンションのリアキャンバーは -2° 04' ± 15'
スタンダードサスペンションは 1° 30' ± 15' とされています。
あれ、ぎりぎりですが基準値内に入ってます。もっと外れてると思ってました。
下げ振りを使う以外に曲尺(かねじゃく)を使ってもできます。
よくよく考えたらスマホの水準器アプリを使った方が簡単だった
自分で測ってみてから、ネットで他の方法を探していたら、アプリを使っている人がいました。なんで思いつかなかったんだろう。でも、iPhoneにはいろいろと出っ張りがあります。フラッシュな面はディスプレイ面だけですから、ディスプレイ面をホイールに当てると数値が読めませんね。背面カメラレンズの出っ張りにかからないように、背面をL形鋼なんかに貼り付けてSSTを作るといいかもしれません。
また、下げ振りを使う方法は、自分でうまく思いついたつもりだったんですが、当たり前の方法みたいです。そりゃそうですね。誰でも考えつきます。
追伸 スマホの水準器アプリでやってみた
曲尺にiPhoneをくっ付けてタイヤに沿ってキャンバーを測ってみました。
結果は、右が88.4度。すなわち1.6度=1度36分という結果になりました。手で測った結果が2度19分ですから随分と差があります。私としては機械より自分で測った結果を信頼したいと思います。
そのうちに暇を見て、トーも測ってみて、もう少しアライメントを調整しようと思います。リアのキャンバー調整は比較的簡単です。
失敗したら整備工場のお世話になるかも。
iPhoneで関数電卓を使う方法
関数電卓を持ってない人はiPhoneで計算できます。
普通の電卓アプリを立ち上げて、画面を横向きにすると関数電卓になります。
逆関数を出すには左上にある2ndを押せば出てきます。