E90 335i リアセンターコンソールの背面パネルがべとべとになって塗装が剥がれてきた。子供が蹴るのでボロボロである。

新品は6000円程度でアリエクスプレスで買える。しかし、色を塗り替えるだけなら簡単に出来そうだ。
用意したもの
エアブラシ 激安吸い上げ式 口径0.35mm 接続口径はM5。クレオスのボトルをそのまま付けられる。2000円

コンプレッサ オリンポス4004 クレオスかタミヤのエアー缶でも十分だ。

塗料 クレオス Mr.カラー 44タン、2黒、3赤、4黄、レベリングシンナー

ホルツのバンパープライマーとAZのシリコンリムーバー プライマーはサーフェイサでもいいと思うが、テクスチャーをつぶしたくないのでプライマーにした。

手順
センターコンソールから背面パネルを外す
左右一番下に固い爪がある。引っ張ると割れる。私は割った。気長にグリグリやるしかない。
コンソール右にシガーソケットのコネクタ。エアベントにコネクタ。コンフォートアクセスのアンテナがあるが、アンテナのコネクタは固くて外せなかったので、アンテナ自体をパネルから外した。

背面パネルからエアベント、灰皿を外す
エアベント部と灰皿は爪で留まっているだけなので割らないように注意して外す。
元の塗装をはがしてマスキング
エアベントは塗装ではなく着色された樹脂である。パネル本体と灰皿の塗装をはがす。無水エタノールではがせる。私は手持ちの消毒用を使ったが問題なく剥がすことができた。
メッキ部分をマスキングする。

調色
私のE90の内装色はダコタベージュ。海外ではColorbond LVPというBMW用の内装用スプレーがあるようだが日本では入手困難だ。自分で調色する以外にない。
ダコタベージュといっても、内装の場所、例えば革、カーペット、着色樹脂、塗装した樹脂、同じコンソールでも日の当たる前の方と後方とで色が違う。目的のパネルは相当色が濃い方である。どこに合わせるかを決めなければならない。
黄、赤、白、黒を混ぜて一から作れるとは思うが、より簡単に調色するために、もともと純正色に一番近そうなクレオスMr.カラーの44タンをベースにすることにした。
44タンは純正色より明るいので黒で暗くしてやると近づくと思う。私は微量の赤を混ぜたが赤みが強すぎて狙った色にならなかった。むしろ黄色を混ぜてやったほうがいいと思う。やり直すのが面倒なので少し赤みがあるがそのまま使うことにした。なので以後の写真は色が合ってないままである。
失敗しないためには、タン+黄(少量)+赤(微量)+黒(少量)くらいかな。元の内装の色褪せ具合にもよると思う。


下の写真で塗装していないエアベント部の色が少し異なるが、これは元からこんな感じだった。

車に付ける
コネクタを接続して、アンテナを固定する。パネルを外す時に恐らく何本か爪を折っていると思う。気にせずそのまま付けるか両面テープを使うしかない。

結果
明らかに色は異なるのだが実物は下の写真ほどの差は感じない。家族はまったくわからないと言っている。カーペットの色に近いからかもしれない。本人が許せるかどうかだろう。
