私のE90のドアのアウターモールというかウェザーストリップは、白いシミのような錆のようなよくわからないクスミが付いていて非常に見た目がよろしくありません。色はグロスブラックです。ネット情報によれば、このパーツはアルミニウム製で表面処理はメッキではなくアルマイト加工だそうです。表面を触ってみてもツルツルなんですが、この白いクスミはアルミのサビとのことです。
こいつを何とかきれいにしてみたいと思います。用意したのは、アルミのサビ取り剤とコンパウンドです。サビ取り剤はカンペハピオの復活洗浄剤アルミ用というやつです。アルミサッシを掃除した余りです。コンパウンドはピカールの超微粒子LC-202です。アルミモール用の磨き剤があるようですが、取り合えず手持ちのコンパウンドで試してみます。
アルマイトの膜厚は5~25μmで、塗装のクリア層30~80μmよりも薄いので磨きすぎるのは怖いです。
まず復活洗浄剤を使ってみた
できれば塗膜を削らずにさび取り剤できれいになってほしいところです。がしかし、ほとんど変わりませんでした。一部取れたところもあったんですが、全体的にはシミは取れませんでした。
コンパウンドを使ってみた
このシミがサビだとすると結構表面を削らないと取れないのではないかと思います。でも、削りすぎが怖かったので手作業であまり力を入れずに磨いてみました。すると割と簡単に白いシミが取れました。ポリッシャーを使ったらもっときれいになるかもしれません。今度試してみます。
結論
なぜ復活洗浄剤アルミ用でサビが落ちなかったのか? よくわからないんですが、サビではなくて、やっぱり水あかだったのかもしれません。
コンパウンドに関しては塗装用のピカールLC-202でもアルマイトのシミが取れました。LC-202は高品位塗装用でドイツ車の硬い塗膜も削ることができます。アルマイトのビッカース硬度が200くらいらしいので硬いBMWの塗装と同じくらいです。粒子径が1,2μmなのでアルマイトを削りすぎることはないでしょう。ホームセンターの安いコンパウンドはやわらかいです。塗装より硬いアルマイトを削るのは難しいのではないでしょうか?かといって粗いコンパウンドを使うのは危険な気がします。
追記 ポリッシャで磨いてみた
ポリッシャーにスポンジを付けて磨いてみました。取れますが、加減がわからないので恐る恐るやったら完全には取れませんでした。結局、目で確認しながら手で磨きました。手磨きで十分です。磨いた後はアルマイトの封孔処理が落ちてるかもしれないので、防錆のためにガラスコーティング剤を塗布しました。新品みたいです。