スマホを長時間使ったり、充電しているとすごく熱くなります。熱はバッテリーの劣化を早めます。あんまり熱くなるとスマホが正常に機能しなくなることもあります。
私のiPhoneのケースは耐衝撃ケースで頑丈に出来ていますが、熱をもったときに脱着しにくいのが難点です。そこで、ケースを付けたまま放熱性を高める方法を考えました。最初は穴を沢山あけるとか、もっと開口部を大きくするとか考えたんですが、あんまりやると耐衝撃性能が損なわれる恐れがあります。角から落下したときにケースが変形するとスマホのガラスが割れます。
そこで思いつきました。開口部にぴったりのヒートシンクをつければ、ヒートシンクが構造体の一部として衝撃を分担しケースの変形を防ぐことができるのではないか、かつヒートシンクで放熱性能を向上できる、という一石二鳥のアイデアです。ネットで調べるとヒートシンクの利用を考える方が既におられて作成方法を書いておられます。今回のミソは耐衝撃ケースを使うことと、できるだけケースと一体化したデザインとすることにより使用感と見た目を損なわないようにすることです。
ヒートシンクは、使い勝手と見た目を重視して、できるだけ薄いものを選びました。70mm x 22mm x 3mmのSSD用アルミヒートシンクです。放熱性能から言えばもっと背の高いものがいいとは思います。熱伝導両面テープ付きでした。
作成過程
ヒートシンクの大きさに合わせて、アクリルカッターでケースに穴を開けます。元々開いていたでかい丸い穴はどうしようもありません。
塗装する。プラサフを吹いてから、プラモデル用のスプレーで塗装しました。
iPhone裏面に熱伝導両面テープでヒートシンクを貼り付けます。ヒートシンクを貼ったままケースの脱着ができます。ヒートシンクをケース側に固定することも考えましたが、冷却性能を重視してスマホに直接貼ることにしました。滅多にケースを外すことはないので問題ありません。ケースなしでもヒートシンクで放熱します。
iPhoneの裏ブタには、バッテリーが両面テープで直接貼り付けてあります。裏ブタ自体が放熱を担っていると思われます。バッテリー交換は下の記事をご覧ください。
放熱性を高めました。これぐらいなら持ち運びにも支障ありません。