純正のキーフォブ(リモコンキー)の中古を買ったので分解してみました。既に古いBMWにお乗りの方はバッテリー交換でやったことがあると思います。
私はなぜ買ったかというと、中古のキーフォブをプログラムしてブレードを切りなおせば自分の車に使えるんじゃないかと思ったからです。しかし、この目論見は外れました。ネット情報によると中古キーを使った複製はできないと買った後で知りました。そこで、リモコン機能だけを活かしてリモコンの付いていないリザーブキーのキーホルダーとして使用することにしました。
キーフォブの中身
トランスポンダーは10030A ELMです。コイルの下にある小さなICです。対してアフターマーケットで売っているPCF7935は基盤とは独立した石です。右側のコイルはバッテリーに電力を供給するためとトランスポンダーの通信のための2役を担っているようです。トランスポンダーはVIN特定かつワンタイムプログラマブルでEWSの情報を上書きできないので(ネットでそう書いてあったけど、考えてみればキー使用ごとにローリングコードと走行距離が更新されているわけなので上書き不可でもないような気がします。適切な道具があればVIN、ISN、キーナンバーを書き換えられるのかもしれません。しかしそこまでやる知識と費用対効果はありません。)中古キーフォブではエンジンを始動できません。
ブレードを切断してキーホルダーらしくしてみた
それではリモコン機能付きキーホルダーとして第2の人生を送ってもらいましょう。
金鋸でブレードを切ります。
せっかくなのできれいにします。プラサフ吹いて
メタリックブラックとクリアーを塗装 両方ともプラモデル用Mr.COLOR
こんな感じで出来上がりました。あんまり変わり映えしないのが残念です。何だか亀みたいです。いっそのこと亀っぽく塗装したら面白かったかもしれません。
リモコンを自分の車に使えるよう設定しました。バッテリーにはもはや充電されないのでそのうち動かなくなります。使用頻度が低いので長持ちはしそうですが。その時はホームセンターでCR2016を買って入れ替えます。