現状では、プリセットの音はすべて出るのでキーボードとして弾くことはできます。ダイアルが壊れてるのでパラメータが変更できず、シンセサイザーとしては全くの役立たずです。
Roland Alpha JUNO2 のαダイアルを分解してみた
結果から書くと、ロータリエンコーダを交換してみましたが直りませんでした。しかし、これも一応ブログに書いておくことにします。
交換用のロータリエンコーダに必要な条件
- ディテント(クリック):無し
- 操作部長さ(ネジの部分も含んで):15 mm
- 軸の形状:D フラット
- 軸の径:6 mm
- パルス数(PPR):24、オリジナルは40
- 端子の数:3
- スイッチ:無し
私は、Bourns社の "PEC11R-4015F-N0024"を調達しました。24パルスの機械式です。
データシートです。PEC11R Data Sheet
交換してみた
データシートを見ると、接続がオリジナルのアルプス製のと違います。
PEC11Rは、端子を上にして裏側から見て左から A赤、C茶、Bオレンジです。(オリジナルは同じくBオレンジ、A赤、C茶)
ということでつなぎ変えてメインボードに接続してみましたが、動きませんでした。
結果としては、メインボードのどこかが壊れてると思います。故障個所を探すスキルも根気も無いのであきらめることにします。とりあえず音はでますからね。
ローランドに聞いてみた
一応、ローランドに直るかどうか聞いてみました。
返事はこんな感じ。
お手数をおかけしており、誠に申し訳ございません。
誠におそれいりますが、 JU-2 は製造完了から30 年以上が
経過しており、交換に必要な補修部品が一切残っていないため
現在弊社では修理を承ることができません。
長年ご愛用いただいた製品にも関わらず、このたびはお力になる
ことができず誠に申し訳ございません。
何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。
(以下略)
ということでした。古いから仕方ないですね。