バックアップに失敗
前回記事で、不良セクタのあるハードディスクをバックアップしようとしたら失敗した件を投稿しました。
使用したソフトはParagon backup & recoveryならびにWindows10付属のバックアップツールです。いずれも不良セクタが原因でディスク全体イメージのバックアップはできませんでした。
https://www.paragon-software.com/free/br-free/
何とか不良セクターのあるハードディスクをバックアップしようと探していたら、EaseUs Todo Backupというのを見つけました。EaseUsのホームページを見ると、「バックアップ」ではなく「クローン」を選んで、なおかつオプションで「セクタバイセクタクローン」に印を入れてクローンすれば、不良セクタがあっても成功すると書いてあります。
新たに購入したSSDは容量が小さかった
あらたに買ったSSDは480GBで、元のハードディスクは500MBです。微妙にSSDの容量が小さいです。
EaseUsを使ってみて分かったことは、「セクタバイセクタ」を使うと、小さな容量のターゲットディスクにクローンを作れないということです。同等がそれ以上の容量のターデットディスクが必要です。
要するに、不良セクターのあるディスクをクローンするにはセクターバイセクターを使用する必要があるが、そうすると小容量のディスクにクローンできないと言う矛盾が生じたのです。
初めから500GB以上のSSDを買っとけ。
ということなんですが、買ってしまったものは仕方ないのでなんとかしてクローンを作りたい、と思うわけです。Easeus Todo Backup自体は良いソフトですが、別のソフトウェアを探すことにしました。
AOMEI backupperを使った
もう一つ有名どころでAOMEI backupperのウェブサイトを見てみると、不良セクターがあってもバックアップできるようなことが書いてあります。
Free版のAOMEI Backupper Standardをとりあえずインストールして、外付けハードディスクにディスク全体のバックアップイメージを作成できました。
https://www.aomei.jp/download.html
バックアップの際は「インテリジェントセクターバックアップ」を選びました。不良セクターをどう処理しているのかわかりませんがエラーは出ません。その後、バックアップイメージをSSDに復元しました。その際は「SSD 4Kアライメント」にチェックします(SSDの場合)。結構時間がかかりました。
一つ問題点は、元のハードディスクの先頭にあったリカバリー領域にドライブ文字が割り当てられたので、ドライブのパスがくるってしまったことです。とりあえず、コントロールパネル>コンピュータの管理>ディスクの管理画面から、ドライブ文字を元にもどしました。
今回は一度外付けハードディスクにバックアップしましたが、直接クローンしてもいいと思います。
ただ、このAOMEIのホームページのどこを見ても、会社所在地も何にも書いてありません。同じ中国企業でもEASEUSのホームページには会社住所、沿革などが詳しく載ってます。私としては、やはり情報を開示してくれている方が安心できます。
(追記 いつの間にか、会社情報に住所が追加されていました。やっぱ、まずいと思ったのかも)
ともあれ、不良セクター有りのハーディスクをより小容量のディスクに移動できたというご報告でした。
私が買ったSSDです。この前、東京証券取引所への上場を見送ったキオクシア(旧東芝メモリホールディングス)製です。