私のE46カブリオレの車検が近づいて来たと投稿しました。ディーラーからも連絡がありました。どこで車検を受けるべきか。
BMW ディーラーでは、全く修理無しで最低18万なにがしかとのこと。ユーザー車検なら8万までです。
格安車検で修理なしでユーザー車検よりは2~4万高いんじゃないでしょうか。
日常的に車の調子は把握してるつもりなので、ユーザー車検でいいかなと思い、初めて受けてみることに。
追記)2022年バージョンがあるのでそちらの方もご覧ください。
予約
まず、車検予約システムで予約します。午後のラウンドを予約しました。
前日
下回りの清掃と、スプラッシュシールドを外してオイル漏れがないか確認。きれいでした。オイルフィルターハウジングガスケットとバノス オイルホース交換のおかげです。既にその他の点検は終わっています。
ネットで見つけた整備記録簿に点検結果を記入しました。私はそれなりに点検したつもりで記入しましたが、やってない人は車検後の整備でもいいようです。
当日車検前、テスター屋にて
テスター屋さんに行きます。車検で引っかかったところだけ後で見てもらってもいいんですが、私は初めてだったので、車検前にテスター屋さんでひととおり検査してもらうことにしました。陸運局のすぐ近くです。
ここで問題発生。
スピードメータテスト中にDSC、ABS、パーキングブレーキの3つの警告灯が点灯。
前輪だけもしくは後輪だけローラーに乗せる装置でスピードテストする場合、DSCのスイッチを切らないと前後輪の回転差を異常と判断してエラーがでるようです。
テスター屋さんは、しばらく走れば消えると言ってましたが一向に消えません。警告灯が点灯してると車検に通りません。
こんなこともあろうかと、私はパソコンとケーブルを持参していました。陸運局の駐車場で警告灯を消しました。
診断機を持ってない人はどうするんですかね。テスター屋さんは消してくれないのでしょうか?
車検前は光軸の調整ぐらいにしておいた方が無難ですね。次からは引っ掛かったところだけテスター屋さんに行くことにします。
テスター屋さん、フルコース(外車)3,800円。------(1)
当日、陸運局建物内にて
テスター屋さんがすぐに終わったので、午前中に陸運局にはいれました。記入テーブルの上に、
- 自動車検査票
- 自動車重量税納付書
- 継続検査申請書
の用紙が置いてあるので、車検証を見ながら記入しました。認め印を忘れないように。ちなみにA4の下敷き付きのバインダー(クリップボード)があると、あとあと便利です。
2022年リアルタイムで修正) 予約して行った場合、電子受付できます。車検証の右から2番目のグループのQRコードをリーダーで読み込むと自動的に受付されて自動車検査証が印字されて出てきます。ハンコはいりません。
陸運局敷地内、陸運協会にて
次に、陸運局の敷地内にある陸運協会という別の建物に行きます。継続検査手数料、自動車重量税、自賠責保険を払います。印紙販売等を委託されているようです。
自動車重量税(2022年7月現在)
自賠責保険(2022年7月現在)
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/cali/pdf/202001_table.pdf
私は、13年以上の2トン以下なので重量税が45,600円と自賠責保険25,830円、継続検査手数料は1,800円でした。合計73,230円。
私は、18年以上の2トン以下なので重量税が50400円と自賠責保険20,010円、継続検査手数料は2,200円でした。合計72、610円。(2022年7月現在)
私は手順がわからないので、窓口ごとに次はどうしたらいいの?と聞きました。陸運協会の窓口の女性は愛想よく教えてくれました。でも聞かないかぎり案内はありません。
2022年リアルタイムで修正) お金を払ったら自動受付をすでに済ませているので、後はラインに並ぶだけです。陸運局の建物に戻る必要はありません。何ラウンド目かに関係なく並べます。
陸運局建物に戻って
2022年リアルタイムで修正)ラインで合格証をもらってから陸運局の提出窓口に行きます。以下必要なし。
午後のラウンドまで2時間以上あります。窓口で午前のラウンドに入れてもらえないか聞いてみたところ、次回からは「予約通りに来てくれ。空いてないと変えられない。」と念を押されたうえで午前の部に変更してくれました。(しぶしぶ)
- 車検証
- 自動車検査票(さっき記入した)
- 自動車重量税納付書(さっき記入してお金払った)
- 継続検査申請書(さっき記入した)
- 自賠責保険証(さっきお金払って加入した)
- 自動車税納税証明書(滞納してなかったら要らないらしい。付けなかったけどお咎めなし)
- 自動車整備簿(付けなかった)
- 予約番号(受付メールのコピーを持って行った)
ここでも次の案内はなかったのですが、あんまり聞ける雰囲気でもなかったので、適当に検査場に行くことにしました。
陸運局検査ラインにて
車列にならびます。特に指示はなかったので1番に並びました。私の前はポルシェとルノー、後ろはアウディです。
検査項目は次のような順番だったと思います。(あやふやです)
- 排出ガス及び同一性確認と外観
- 下回り
- サイドスリップ
- スピードメータ
- ブレーキ
- 光軸
- 総合判定
自分の番が来たので、初めてだと伝えます。
排ガス、同一性確認、外観
スモール、左右ウインカー、ロー・ハイビーム、ハザード、フォグ、バックフォグ、ウォッシャー液とワイパーの操作を指示に従ってします。ウィンドウを全開にしてたら一度締めさせられました。あんまりモタモタしてると嫌がられそうなのでできるだけ急いで操作します。プロの人は指示が無くてもチャッチャとやってます。窓を閉めたら検査官の声が聞こえなくなりました。開けておいた方がいいです。外観検査の最中に排気ガステストはいつの間にか終わってました。
エンジンフードを開けて車体番号を確認。原動機番号は、パイプ類が邪魔でインスペクションミラーを使っても非常に見ずらいのを知ってました。どうするのかと思っていたら確認せず。検査票は検査官が記入してくれます。
前に進んで停止。
下回り検査
下回り検査は、下からコンコンやって、私はハンドルを左右に何回か切ります。終わったら前に進みます。
前に進んで止まったところにある青い箱で検査票に記入します。
サイドスリップ、スピードメータ、ブレーキ、光軸
サイドスリップは検査官と一緒にゆっくり進むだけ。タイヤがタイヤローラに乗るまで進みます。
スピードメータテストは40キロでパッシングします。私は普段、スマホのスピードメーターアプリで誤差が無いのを確認してました。会社の国産車はスピードメータが5から10パーセントくらい高めに表示しますが、BMWは正確です。
ブレーキテストは特にドンと踏まなくても、普通にぎゅーと踏めば通りました。サイドブレーキも気持ち強めにかけたらOKでした。車検場の検査装置は前後輪を同時に乗せるのでDSC・ABSエラーはでませんでした。
光軸テストはテスター屋さんで調整済みなので問題なし。
検査が終わるたびに自分で印字します。アナウンスで印字してくださいと言ってるんですが、どこでどうやって印字するのかわかりません。検査員の人に聞いたら、あの青い箱に自動車検査票をいれたらいいと教えてくれました。
最後の印字をしたらライン出口にある総合判定に書類を提出。ハンコもらって無事終了。
陸運局建物に戻って
提出書類を確認しようと思って説明書きはないかと探したら、説明書きの前に看板か何か置いてあって読めないので、手でどけて確認しました。読む人がいるとは思ってないようです。
窓口に書類一式と自動車整備簿と自動車税納税証明書を提出しました。
10分ほど待ってたら新しい車検証とシールをもらえました。整備簿は戻って来ました。自動車税納付証明はなくてもいいはずです。
まとめ
今回の車検に要した諸費用(1) + (2) = 77,030 円也
(2)のみで72,610円
昼ご飯代もいりませんでした。
それほど待つこともなくスムーズに終わりました。慣れればもっと短時間で終わると思います。
全体的印象としては、ユーザー車検が増加しているとは言え、やはりプロ相手にルーティンが組まれているという感じです。初心者に対する配慮は不十分なようです。
ネットで予習して行ったつもりでしたが迷いました。わからないことは聞くことですね。
次からは大丈夫でしょう。
半日仕事でした。
不安な人はディーラーか信頼のおける整備工場で受けてください。
追記
陸運局の人がこれを読んで下さるかどうかはわかりませんが、1つ提案。
全員に同じ対応はできないし無駄でしょうから、初心者が一目でわかるようにワッペンなど何らかの目印を付けるとか、書類の頭に大きくハンコを押すとかしてはどうでしょうか。
申請書にユーザー車検であることを番号で記入しますが、初めてかベテランかはわかりません。
良ければご検討を。