E46カブリオレは、車検前に色々と整備したので最近ネタ切れぎみであります。
レザーの修理にお悩みの方が多そうなので、苦しまぎれにシートではなく靴の修理の話。
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事例その1 デッキシューズをモーブレイのサドルソープで洗濯
相当昔に買った Cole Haan のデッキシューズ。履かずに放っておいたら何だかカビて斑点でまだらになってきました。革もゴワゴワしてます。
不細工なので、いっそのこと染めQかアドカラーで白に染色しようかと考えたのですが、その前に洗濯してみて取れるか試してからにしました。
そこで、用意したのはサドルソープです。以前買ったM. Mowbrayというメーカーのもの。
用意した材料はこれ。
ありあわせのもので揃えました。E46のクーラント交換で使用したバケツ。洗車用のスポンジ。シューツリー。サドルソープと水。
1.まず靴を水でまんべんなく濡らす。
ムラが無いようにたっぷり濡らす必要があります。
2.スポンジにソープを含ませて丸く円を描くようにやさしく洗います。
よく泡立てた方が良いです。ひどい汚れはブラシで洗います。私は、使い古した歯ブラシで代用。
3.シューツリーを入れて日陰で乾かします。
シューツリーを入れるとカビるからダメという意見もあります。しかし、私の考えとしては、形を整えるのに重要なのは乾燥に必要な数日間です。風通しの良いところに置いておけば、数日でカビることは無いのではないでしょうか。乾いたら外せばいいんだし。
4.クリームを塗っておしまい。
何となくムラはとれた気がするので、革の染め直しは止めました。というのも、もともとの色が真っ白ではなかったので、アドカラーで調色するのが面倒というのもあります。
事例その2 ヌバックのサドルシューズを染めQで染色
これまた、相当昔に買ったL.L.Bean のヌバックのサドルシューズ。L.L.Beanが日本に進出する前にカタログで買ったものです。多分、コールハーンのOEMだと思います。
E46カブリオレも古いですが、私はなぜか古いものが捨てられないんです。
この靴は、サドルソープで洗ってもカビのムラが取れませんでした。なら、「染めQ」で染色すればわからなくなるんでは。でも、ヌバック(起毛した表革)に使えるかが問題。
用意したのはこれ。
まず、サドル部分やソールなど、染めない部分に車の塗装用に買ってあったマスキングテープでマスキング。
ダメもとでやってみたのがこれ。濃い目の茶色の染めQをヌバック部分にスプレーしました。エスプレッソブラウンとコーヒーブラウンどっち使ったか忘れましたが、多分、コーヒーブラウン。
元の色は、ヌバック部分がタンかキャメルっぽい色でした。(元の写真撮り忘れました)
ヌバックの毛足はもともと超短かったです。ソールは最初、レンガ色のスポンジでしたが張り替えてます。
よく見るとカビによるムラが見えますが、遠目には大丈夫なレベルです。手触りは以前と変わりませんでした。
ということで染めQによる染色は成功でした。
毛足の長いスエードに適用可能かどうかは未検証です。また、私としては大丈夫なレベルですが、求める水準は人それぞれですので、試される方は自己責任でお願いします。
Cole Haanはリーズナブルで品質も良いと思います。